「ビジョン回復の旅」

「ビジョン回復の旅」

私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに 新しい。「あなたの真実は力強い。

(哀歌 3:22-23)

7月17日から24日まで、タイの国境の町メーソートに行って来ました。メーソート訪問はこれで3回目です。今回は北海道にあるCFNJ聖書学院のアウトリーチ(宣教旅行)として行きました。参加者は学院長の鍛冶川先生ご夫妻、学生7人そして私の、合計10人です。ミャンマー人の教会や神学校、難民学校、子ども集会など、7箇所を訪問しました。

今回のアウトリーチは私にとって「ビジョン回復の旅」でした。2020年、コロナのためにミャンマー宣教が突然中断されて、日本に帰りました。いつまで待ってもミャンマーに戻れない。将来が全く見えない。そんな中で、私は宣教のビジョンを失い、霊的な暗闇を歩いているような感じでした。

しかし今回のアウトリーチで、ミャンマーの人たちに会って伝道するうちに、私の奥底に眠っていた宣教スピリットが、少しずつよみがえって来ました。「君は愛されるため生まれた」をミャンマー語で歌いながら、未信者の子どもたち一人一人の目を見つめているうちに、私の目から涙があふれて来ました。失われたたましいを愛する神様の心が、私を通して流れて行ったのです。この歌は、私たち一家がミャンマー宣教を始めた頃に、いつも歌っていた曲でした。その当時の出来事、ミャンマーの人々を愛する心、救霊の情熱が思い出されました。私は心の中で言いました。「これが私の国、私の民、やっぱり私は宣教師なんだ‼️」

CFNJ聖書学院チーム一人一人の証やメッセージを通訳するときに、その内容を聞いて私自身がまず恵まれて、その恵みを増幅して伝えることができました。日本の若者たちが世界で宣教するために、主はこんな私を用いてくださる‼️そのこと自体が特権であり、この上ない喜びでした。学生たちが「リディーマー(贖い主)」という劇を熱演するのを見るたびに、大きな犠牲をもって私を救い出してくださったイエス様の十字架の愛を思い出し、涙があふれました。また、毎朝チーム全員が集まって分かち合い、共に祈るときに、神の家族としての一体感を感じることができました。メンバーが毎朝私の部屋に来る前に、片づけをしながら、私はこの賛美を歌いました。

「主の愛はとこしえまで その恵みは尽きず 朝ごとに来る新しい あなたのまことは 力強い」

・・・・主の恵みは朝ごとに新しい。主は私を回復させてくださった。その主のあわれみを忘れずに、これからも宣教を続けていこう。その決意を新たにしたのです。

私は今、この証をミャンマーの地で書いています。主は宣教の門を再び開いてくださいました。私のアウトリーチ、聖霊行伝は、今も進行中です‼️

(CFNJ 聖書学院アウトリーチに参加したメンバーの証です。下記リンクからダウンロードできます。ぜひお読みください。)

https://cfnj.com/nl/2024-outreach-report

CFNJ聖書学院チーム10人

メッセージする学生ノブ君と、通訳する伊藤仁宣教師

ミャンマー人の神学校で

メーソート・グレース教会牧師のサインドゥ先生ご夫妻と

ミャンマー人難民学校で

劇「リディーマー(贖い主)」

 ・・・チームと別れた後は、一人でミャンマーへ!

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