台湾で9回メッセージ!
2025年1月16日から23日まで、台湾の高雄(カオシュン)市に行って来ました。昨年5月にも行ったので、今回は2回目です。前回は私が所属するWUPM(世界未伝道部族宣教会)の宣教師修養会が高雄で行われたので、私も参加しました。今回は、その修養会の会場であった一心長老教会で教会員のための修養会と青年キャンプが行われるので、その講師として招かれたのです。
高雄空港に着いたら、一心教会の主任牧師である金基文先生ご夫妻(韓国人宣教師)が、私を温かく迎えてくださいました。教会に向かう車の中で、私は先生に質問しました。「今回、なぜ私を講師として選んでくださったのでしょうか?他に経験が豊かで優れた宣教師や牧師が沢山いたでしょうに・・・・。」そうしたら、先生ご夫妻はこう答えました。「昨年5月のWUPM修養会で伊藤先生の証し、宣教の困難と魂への情熱の話を聞いて、私たちも教会員も大変感動しました。それで、いつか先生を招いて私たちの教会でメッセージしてほしいと考えていたのです。」・・・・それを聞いて、私は驚きながらも感動しました。「こんな何もない私を呼んで、こんな貴い奉仕のために用いてくださるなんて、何という特権だろう!」私は先生ご夫妻に感謝し、またこのように導いてくださった主に心からの賛美をささげました。
今回私は、何と9回もメッセージする機会が与えられました!
(1)1月17日金曜夜「なぜこの道を?」(イザヤ6:8)
(2)19日主日1部礼拝「地の果てにまで主と共に」(イザヤ49:6)
(動画リンク)https://youtu.be/K_JxuuINR-I
(3)19日主日3部礼拝「宣教師の苦難と栄光」(第2テモテ4:14-18)
(動画リンク)https://youtu.be/mI5T-oO74X4
(4)20日月曜夜「降りて行く愛」(第1ヨハネ3:16)
(5)21日火曜午前「私の行く道を導く主(前半)」
(6)21日火曜午前「宣教の実際」「質問タイム」
(7)21日火曜夜「結婚への導き」(創世2:18-25)
(8)22日水曜午前「私の行く道を導く主(後半)」
(9)22日水曜夜「危機は機会となる」(第1サムエル22:1-2)
・・・・今回私は韓国語でメッセージして、金基文先生がそれを中国語で通訳しました。金基文先生は韓国人ですが台湾で39年間も宣教しておられる大ベテランで、中国語は完璧です。教会員の中で日本語が上手な方がいたので、私は1回だけ日本語で話して、その方が通訳しました。また、ミャンマー出身で中国語ができる方もいたので、質問タイムで私はミャンマー語で話して、その方に通訳してもらいました。それから教会員との交わりでは、主に英語で話しました。中国語は、賛美の歌詞が漢字でプロジェクターに映し出されるので、みんなの声に合わせて歌っているうちに結構多くの単語を覚えることができました。色々な人たちと色々な言語でコミュニケーションできて、とても楽しかったです。
1月19日夜からは、韓国の仁川市にあるオリーブの木教会のチーム30人が、この修養会に合流しました。主任牧師の趙順美先生は女性の元歌手で、賛美と祈りのリードをするときには聖霊の臨在と油注ぎがあふれました。チームの約3分の2は青年たちで、教会に来たばかりの人も何人かいました。彼らは賛美とみことばに素直に反応して、大きな恵みを受けていました。みんなが互いに祈り合う時間で、私はある一人の未信者の男子学生の所に行って、彼をギュッと強く抱きしめながら、彼の救いのために祈りました。彼は私の腕の中で声を殺して泣いていました。彼は後で、今回の修養会の感想を分かち合う時間に、みんなの前でこう話しました。「私は信仰心もなく神様のこともよく分からなかったけど、伊藤先生に抱きしめられて祈られたとき、神様の愛を感じました。これからも神様のことをもっと知りたいです。」ハレルヤ!主に感謝します。また、感想を分かち合う時間に、韓国や台湾の青年たちの多くがこう話しました。「先生のメッセージがとても分かりやすくて良かった」「話が面白くてメッセージ中に寝ることができなかった」「主のみことばからたくさんのことが示され、力づけられた」・・・特に結婚の導きの証しは、青年も大人も大きなインパクトを受けたそうです。私の体験と賜物がこんなふうに主に用いられて、本当にうれしかったです。私を通して主がなしてくださったみわざを賛美し、主に栄光をお返しします。
今回の修養会で台湾の一心教会のスタッフたちは、宿泊や食事、集会準備運営など、多くの裏方奉仕を自ら献身的に担当して、私たちを心からもてなしてくれました。キリストの愛をもって仕えるその姿を見て、とても感動しチャレンジを受けました。金基文先生は、20歳も年下である私を受け入れて、父親のような威厳と安心感をもって温かく接してくださいました。また奥様である崔英玉先生は母親のような愛とやさしさで、私に何度も声をかけて手を置いて祈ってくださいました。先生ご夫妻を通して、私はキリストにある親からの慰めといやし、そして「ほまれ」を受けました。心から感謝します。
今回の修養会のテーマ聖句は第2テモテ4:5でした。
「しかしあなたは、どんな場合にも身を慎み、苦しみを耐え忍び、福音宣教者の仕事に励み、自分の務めを果たしなさい。」(新共同訳)
・・・・私はこれからも「宣教者」の仕事に励み、この自分の務めをしっかり忠実に果たしていこう。帰りの飛行機の中で、その思いを新たにしたのでした。

(高雄国際空港に着きました)

(ここが一心教会)

(主任牧師の金基文先生と奥様の崔英玉先生)

(私は韓国語でメッセージ、金基文先生が中国語に通訳)

(一心教会のスタッフたち約70人!)

韓国のオリーブの木教会チーム

(韓国人の未信者男子学生、神様の愛を体験した!)

