WUPMとは?

WUPM(World Unreached People Missions)は、2008年に韓国で設立された国際超教派宣教団体です。まだ福音を一度も聞かないまま残されている全世界の未伝道部族を最優先に福音化することが、私たちの目的です。

2021年には韓国忠清南道ダンジン市にWUPM宣教センターを建設しました。日本支部は2023年から始まりました。

世界20か国に30家庭58名の宣教師を派遣しています。(2025年9月現在)

(アジア)ミャンマー、カンボジア、タイ、スリランカ、インド、ラオス、バングラディシュ、インドネシア、パプアニューギニア、モンゴル、トルコ、韓国、日本
(アフリカ)ケニア、ルワンダ、ウガンダ、チャド、カメルーン
(中南米)メキシコ、アルゼンチン

その後、私は見た。すると見よ。すべての国民、部族、民族、言語から、だれも数えきれないほどの大勢の群衆が御座の前と子羊の前に立ち、白い衣を身にまとい、手になつめ椰子の枝を持っていた。彼らは大声で叫んだ。「救いは、御座に着いておられる私たちの神と、子羊にある。」

(黙示録7:9‐10)

未伝道部族とは?

全世界の約1万6500民族のうち、約6500以上の民族・部族は、イエス・キリストの福音をまだ一度も聞いたことがありません。そこには教会が1つもなく、伝道する働き人が1人もいなく、彼らの言語で翻訳された聖書がありません。このような民族・部族を「未接触・未伝道部族」と呼んでいます。外部から誰かが宣教しない限り、彼らは自分の力だけで主イエスの救いの知らせを知ることができません。主イエスは「すべての民を弟子としなさい」と命令されました(マタイ28:19)。だからこそ、そこに宣教師が入って行くことが必要なのです。このような未接触・未伝道部族に焦点を合わせて宣教することを、WUPMは最優先課題として活動していきます。

WUPM国際代表 チョー・ジャンヨン牧師(宣教学博士) あいさつ

世界未伝道部族宣教会は、主イエスの大宣教命令の前に誠実に応答するために生まれた宣教団体です。21世紀の世界宣教の現状は、今までにない危機的状況に瀕しています。

今まで宣教活動の前面に立っていた国たちは後退しており、宣教新興国がその代わりを担おうとしていますが、その進展は期待したほど早くありません。世界情勢は激変しており、宣教活動がますます難しくなっています。戦争、疫病、自然災害そして政治状況のゆえに宣教の門が閉ざされつつあります。

しかし、私たちにはチャンスがあります。宣教の主であられる聖霊なる神の助けと導きによって、今日私たちは、主から託された宣教任務を担うことができるのです。献身者たちの犠牲、地域教会の潜在的能力、そして諸団体の協力により、残された未伝道部族に福音を聞かせるチャンスを与えることができます。神は今も、献身し準備できている一人の人、一つの教会を探しておられます。教団教派や主義の違いを超えて、神の御言葉と命令の前に子どものように素直な心で応答し従うときにこそ、世界福音化は可能となるのです。

地球上の半分以上の人々は、主イエスの福音をまだ聞いたことがありません。私たちにとって最大のチャレンジは、この未伝道部族を福音で満たすことに焦点を絞ることです。あなたの祈りと支援、そして世界宣教に対する召命への従順を、神はお喜びになります。

行いのない信仰は死んだ信仰であるのと同様に、世界宣教活動に対する真の実践と参加がなければ、宣教は不可能です。世界未伝道部族宣教会の活動に対して、皆様が関心と愛を現わすことにより、数多くのたましいが主のもとに立ち返ることを願います。私たちの活動が、世界宣教に具体的に参加しようとする多くの方々の道しるべとなるように祈ります。

「大宣教命令は、考えてみる選択ではなく、従順すべき命令である。」

(ハドソン・テーラーの言葉)

WUPM Japan 代表  伊藤仁(ひとし) あいさつ

あなたのビジョンは何ですか?たった一回の人生、本当に価値のある目標のために、情熱を注ぎたいと思いませんか?

今の日本の若者たちはビジョンを求めています。人生の目的がわからなくて、くすぶっている人がたくさんいるのです。そのような中で、ある人たちは国際協力活動に参加して、海外の開発途上国に行って活躍しています。

高齢者の方々も定年退職後、その人生経験を生かして、シニア海外ボランティアなどを通して現地で貴重な働きをしているのです。

私も以前はビジョンがわからなくて、くすぶっていました。でも救い主イエス・キリストに出会って、人生が変えられました。そしてこの福音を全世界に宣べ伝える「宣教」という仕事を知ったとき、「これこそが私の人生をささげるのにふさわしいビジョンだ!」と確信したのです。

その後私はミャンマーに行って、主イエスの救いの知らせを宣べ伝えました。多くの人々が救われ、その人生が変えられていくのを見ることほど、大きな喜びはありません。私のビジョンは、日本の多くのクリスチャンが宣教者となって全世界に出て行き、残された全ての未伝道部族が福音化され、神の御国が成就することです。

日本はこれから宣教者をどんどん派遣する国になります。世界を変えるために主が用いる国、祝福の源となる国、世界中に宣教者を輸出する「宣教大国」となるのです!信じますか?「日本のリバイバルは世界宣教から始まる」のです。そのために、今から信仰をもって備えていきましょう。このビジョンをつかむとき、あなたは宣教の先駆者、パイオニアをなるのです!世界福音化のために、主があなたの人生を用いられますように。

(略歴)

1972年 茨城県に生まれる。
1993年 キリストを信じ受け入れる。
1994年 韓国YWAMの弟子訓練学校(DTS)卒業。
1999年 聖書宣教会・聖書神学舎卒業。
2001年 本田弘慈師から牧師按手礼を受ける。
2003年 妻のソジョン宣教師と共にミャンマーで宣教活動を始める。
2016年 世界未伝道部族宣教会(WUPM)派遣宣教師となる。

2020年 日本に帰国。

2023年 WUPM Japan(世界未伝道部族宣教会日本支部)を立ち上げる。

現在、北海道石狩市に住み、CFNJ聖書学院で宣教学を教える。

(家族)妻ソジョン、子ども3男2女。